カウンセリングが必要な人の特徴とは？得られるメリットも解説

悩みや不安を抱えていても「カウンセリングを受けるほどではないのかもしれない」「カウンセリングを受けた方が良いのかわからない」と迷っている人もいるのではないでしょうか。ここではカウンセリングが必要な人の特徴を詳しく解説します。

一人で悩みを抱えてしまう人

悩みや不安を人に相談できず一人で抱えてしまう人はカウンセリングが必要なケースがあります。自分だけで悩みを抱え込んでしまうことで心身への負担が大きくなり、体調や精神面に不調をきたしてしまう可能性があるからです。

一人で悩みを抱えてしまう人は他人に対して「自分の弱みを見せたくない」という思つ方が少なくなく、そのため、身近な家族や友人などにも悩みや不安などを相談できず、いつまでも解決できないことが考えられます。

家族や友人に悩みや不安を相談できない、身近な相手に弱みを見せられないと悩んでいる人は、カウンセラーに頼ってみるのも一つの方法です。カウンセラーに悩みを話すことで、解決の糸口がみつかるかもしれません。

自分に厳しく無理をしてしまう人

人に頼るのが苦手、自分に対して厳しく無理をしてしまうという人もカウンセリングが必要なケースがあります。

例えば、頼まれると何でも引き受けてしまう、多くの仕事を周囲の人に頼らず自分だけでこなそうとする人は注意が必要です。自分に対して厳しい人は体力や時間的な限界を超えていても無理をして頑張ってしまう傾向があります。

自分よりも仕事や周囲の人を優先してしまうため、気付かないうちにストレスを溜め込みがちです。自分の状況や精神状態を客観視してストレスの原因や悩みの要因を把握するためにもカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

自己肯定感が低くマイナス思考な人

自己肯定感が低い人はマイナス思考に陥りがちです。自己肯定感とは、自分のありのままの姿を肯定する、人と比較することなく自分を認めて尊重するといった感覚です。自己肯定感が低いと自分の価値観を否定したり他人と自分を比較して劣等感を持ちやすくなったりします。

自己肯定感が低い人の中には、ネガティブな感情を抱きやすい人も少なくありません。自分に対して自信がない、人と比較して落ち込んでしまうなどの悩みがある人はカウンセリングを受けてみることがおすすめです。

カウンセラーと話すことによって、自分に自信が持てる可能性があります。自己肯定感が高められて前向きな気持ちになれる、ネガティブな気持ちを抱きにくくなるといった効果が期待できるでしょう。

人とのコミュニケーションの仕方に悩んでいる人

人とのコミュニケーションに悩んでいる人もカウンセリングが必要なケースがあります。人間関係のトラブルや悩みは心理的な負担につながりやすいため、できるだけ早めに解決することが大切です。

例えば、人とのコミュニケーションの仕方がわからない、仕事関係や友人との関係がうまくいかない、円満な人間関係を築けないなどの悩みがある人は、カウンセラーに相談することで適切なアドバイスがもらえるでしょう。カウンセラーから客観的なアドバイスや意見をもらうことで、人間関係を円満にするためのヒントを見つけられるかもしれません。

薬物療法や休養では改善できない人

悩みや不安だけでなく、精神的な病気による不調を抱えている人もいるでしょう。その場合、薬物療法や休養を取って経過を見ているケースも珍しくありません。しかし薬物療法だけでは改善が難しい、効果があまり見られない場合もあります。

薬物療法だけでは不十分な場合にもカウンセリングを受けることがおすすめです。精神的な病気は、性格や考え方の癖が影響しているケースが多くあります。そのため、根本的に悩みや不安を解決するためにも、自分の性格や考え方の癖を知り、見直すきっかけを得ることが重要です。カウンセリングを受けることで、自分自身についての理解が深まるため根本的な治療が期待できます。

カウンセリングが必要になりやすい状況

人生ではさまざまな出来事が起こるため、精神的に負担がかかることもあります。ここでは、カウンセリングが必要になりやすい状況を解説します。どのような状況で精神的な負担がかかりやすいのかを把握して対策につなげましょう。

転勤や転居など生活環境の変化

生活環境の変化は精神的な負担が大きくなりがちです。例えば転勤や転居、転校などをきっかけに心身共に余裕がなくなってしまうこともあります。新しい環境で生活していくことによって新たな人間関係を構築しなければならず、慣れない業務に対応する必要が出てきます。

心が落ち着かず悩みが積み重なりがちな状態です。生活環境の変化による悩みや不安が大きく、夜眠れない、食欲がないなど心身の不調を感じる場合はカウンセリングが必要です。

大切な存在との別れ

大切な存在との別れの場面で受けた不安な気持ちや悲しみは、すぐに癒えることなく長い間続く可能性があります。家族や友人など大切な人だけでなく、可愛がっていたペットとの別れがきっかけとなって、大きなストレスを受ける人も珍しくありません。

大切な人や可愛がっていたペットとの別れは心に大きな傷を残すため、しっかりと思いを聞いてもらい、前に進むためにもカウンセリングが必要となるケースがあります。

仕事の悩みや仕事量の増加

仕事量が増加して労働時間が長くなると、それに比例してストレスが増大することがあります。過度なストレスを受けることで仕事の効率が悪くなり、ミスが増えたり残業が増えたりと悪循環に陥ってしまい、心身を病んでしまうケースもあるでしょう。

また、過密スケジュールによって心の余裕がなくなり、ゆっくりと休息できる時間がないという人も少なくありません。仕事量が多くなったり仕事で悩みを抱えたりした場合は、ゆっくりと休養することが一番ですが、それでも解決できない場合はカウンセラーに相談してみると良いでしょう。

カウンセリングで得られる効果

カウンセリングを受けることでどのような効果が得られるのでしょうか。カウンセリングで得られる主な効果は、自分の状況の整理や安心感を得られる、解決のきっかけをつかめる、悩みや不安の再発防止の4つが挙げられます。ここでは、それぞれの効果について解説します。

自分の状況を整理できる

カウンセリングが必要な人の中には、自分がなぜ悩んでいるのか、どのようなことに不安を感じているのかなどをよく理解できていないケースも珍しくありません。自分がどのような状況なのかを理解できていないと、解決までの道のりは遠くなってしまいます。

カウンセラーと対話することで自分の状況や何に悩んでいるのかなどを整理するきっかけとなります。カウンセラーに自分の思いを話したり客観的な意見やアドバイスをもらったりすることで、自分自身が抱える本当の悩みや不安の原因などに気付けるでしょう。

安心感を得られる

悩みや不安を一人で抱え込んでいるとストレスが溜まってしまい、心の負荷が大きくなります。カウンセリングを受けることによって、身近な人にも相談できない悩みや不安を打ち明けることができるため、心が軽くなり安心感を得られます。

また、悩みや不安を人に聞いてもらうことで安心するだけでなく、自分を理解してもらえたという体験も得られるため、自己肯定感の向上にもつながるでしょう。自己肯定感が高まることで自分に対して自信が持てるようになり、前向きな気持ちが芽生えます。

解決のきっかけをつかめる

カウンセリングを受けることで、悩みや不安の解決につながるきっかけを得られる可能性があります。カウンセリングでは、専門的な知識や経験、資格などを持ったカウンセラーによるサポートが受けられます。カウンセラーはさまざまな人と接して、多くの経験を得ているため、自分でも気付かないような悩みを引き出してくれる可能性もあり、問題の把握も可能です。

カウンセラーによる適切なサポートで、自分だけでは解決できなかった悩みを解決できるでしょう。悩みを解決できたという成功体験によって、悩みや不安があっても自分の力で解消できる方法を見つけられるようになります。

悩みや不安の再発防止につながる

不安な気持ちを抱きやすい人の中には、「カウンセリングを受けて心が軽くなっても、何かあれば同じような状態になるのでは」と悩んでしまうケースも少なくありません。

しかし、カウンセリングを受けることで悩みや不安の再発防止も期待できます。カウンセリングでは、現在の悩みや不安を解決するサポートだけでなく、悩みを抱えやすい考え方や行動の癖などの把握やアドバイスを行うため安心です。

まとめ

カウンセリングが必要な人の特徴としては、一人で悩みを抱えがち、自分に厳しい、自己肯定感が低い、精神的な病気を抱えていて薬物療法では改善できない人などが挙げられます。カウンセリングを受けることで悩みの解決や再発防止、安心感を得られるといった効果があるため、悩みや不安がある場合は気軽にカウンセリングを受けてみましょう。

Terapiでは、公認心理士や臨床心理士によるカウンセリングが受けられます。オンラインカウンセリングと対面カウンセリングがあり、両者を組み合わせたカウンセリングも可能です。悩みや不安がある、一人で解決するのが難しい場合はぜひTerapiにご相談ください。