過食症
BULIMIA過食症のカウンセリングはオンラインでご利用いただけます。
過食嘔吐に悩んでいる方へ効果の認められているカウンセリングを提供します。
過食症の特徴
過食症は10代~30代の女性に多く見られる病気です。 過食症で問題になるのは、過食だけではありません。気分の落ち込みや食費、家族との関係、学業や仕事への影響、過食嘔吐に 囚われる時間等にも大きく影響を及ぼします。
過食症にカウンセリングを勧める理由
過食は「わがまま」「治る意思が弱い」から治らないのではありません。過食したい衝動をコントロールしようとしてもできず、過食後の罪悪感に悩まされた上に、周囲から 「過食をやめなさい」と言われるため、さらにストレスがたまり、症状を悪化させます。
多くの方は「人前では良い子を演じてしまう」「自分の思っていることを言えない」と常に他人からどのように見られているか不安であると訴えます。他人の目が気になるため、自分の気持ちを伝えることができ ず、ストレスがたまっていき、過食、嘔吐を繰り返します。
また家族や恋人など身近な人に対しても「迷惑がかかるから」「嫌われてしまうのでは」と過食や悩みについて打ち明けられず、一人で苦しんでいることもあります。
過食症は一時的な症状の消失だけでなく、「寂しさ」「満たされな い思い」「うまく距離をとれない対人関係」「将来への不安」などのストレスを自分で処理できるようにならなければ、再発を繰り返します。
このため薬物療法だけではなく、カウンセリングの併用を強くお勧めします。
家族の協力が得られると治療がスムーズに進むことが多いため、必要に応じてご家族と一緒にカウンセリングを受けてもらうこともあります。
過食症のカウンセリング方法
現在のところ過食症に効果が認められているカウンセリング方法は
- 対人関係療法
- 認知行動療法
以上の2つです。
欧米では標準的となっているこの2つのカウンセリングは、日本ではなかなか受けること ができせん。残念ながら、多くの相談機関で過食症は「母親の愛情不足」「共依存」「アダルトチルドレン」によるもの、という根拠に乏しく、効果が認められていない「治療法」が広まっているのが現状です。
過食症に苦しんでいる方、そのご家族ともに、過食症の症状や治療に対する正しい知識を持ち、過食嘔吐に囚われない人生を取り戻すため、早めにカウンセリングを受けるようにして下さい。
カウンセリングの内容
- 過食症の悪循環と治療法の説明
- どのように食事をしたら過食に走らずにすむかの説明
- 食事や体重の囚われへの対処
- 過食をしたくなった時の対処
- 白黒思考への対処
- 過食の引き金になりやすい対人関係への対処
- 家族がどう接したらよいかの説明