やる気がでないのはなぜ?原因や対処方法などすぐに実践できることを紹介

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何をすべきなのか分かっているものの、やる気がでないため期限ぎりぎりまで後回しにしてしまう自分に悩む人は少なくありません。やらなければならないと分かっていてもやる気がでない主な原因は、メンタル面と身体面の2つのケースが考えられます。

この記事では、やる気がでない原因、やる気がでない状態のときに回避すべきこと、すぐに実践できる対処法などを解説します。

やる気がでない状態とは?

やる気がでない状態になるのは、大きく分けてメンタル面や身体面が原因であると考えられています。それぞれの原因を詳しく解説するので、やる気がでない方は思い当たることがないか確認してみてください。

メンタル面が原因のケース

メンタル面が原因の場合、目標や目的がなかったり責任を誰かに押しつけたりするなどのケースが考えられます。それぞれのケースを解説します。


目標や目的がない



目標や目的がない物事はやる気がでない場合があります。目標や目的を持って行動する人は自分が次にすべきことの必要性を理解しているため、やる気が起こりやすく、前向きな姿勢で行動に移せる場合が多いです。

しかし、目標や目的を明確に持てていないと、行動する前から「本当に必要なことなのか」「今やるべきことなのか」などの迷いや疑問を抱いてしまい、やる気は起こりにくくなる傾向があります。

目標を立てたとしても、達成が困難な目標を立ててしまうと何から手をつければよいのか分からず、やる気がでにくくなることもあるでしょう。


責任転換をしている



物事を他人や何かのせいにしていると自分の事として考えられず、やる気がでないケースがあります。

例えば、仕事で思うような成果を出せなかったときに「上司の指示が悪い」「会社のサポートが足りない」など、上司や会社に責任転嫁してしまうと、やる気がでない状態に陥ってしまいやすいです。その他、学歴の低さを家庭環境のせいにする、何か嫌なことがある度に何かのせいにするなどのケースも挙げられます。


マンネリ化している



変化のない日常を繰り返している場合もやる気がでない状態になることがあります。同じ作業を毎日繰り返すようなルーティン化された仕事をしている場合はマンネリになりやすく、やる気を起こしにくくなるでしょう。

例えば、昇進や配置転換によって新しい業務にあたる際は覚えることが多く、日々の業務でさまざまな刺激があるためマンネリ化することは少ない傾向があります。しかし、同じ業務ばかり繰り返す毎日では、仕事に飽きたり変化がないことがつまらないと感じたりするかもしれません。

また、もともとやる気があったのに仕事へのモチベーションが低下し、やる気がでない状態に陥る場合もあります。


周囲からの圧力を感じる



周囲からの期待や押しつけが原因で、やる気がでなくなってしまう場合もあります。自分から進んで行動することはやる気がでやすくなりますが、周囲からの指示や圧力を受けた場合は、強制されているという心理などが働き、やる気が起きにくい傾向があります。

例えば、今からやろうと考えていたときに、「まだやっていないのか、早くやりなさい」と周囲からプレッシャーを受けると、やる気になっていたことでもやる気を失くす人も多いでしょう。

周囲から行動を促される場合でも、お願いされれば気分よくできても、一方的に指示されるとやる気が削がれてしまうケースもあります。

身体面が原因のケース

身体面が原因でやる気がでないケースとして、疲労が溜まっていることが挙げられます。以下で詳しく解説します。


身体の疲れが溜まっている



身体が疲れているときは、やる気がでないことがあります。例えば仕事や家事だけでなく、家族の介護、育児などで忙しい日々が続き身体に疲れが溜まり、何も行動を起こす気にならなくなってしまうといったケースです。忙しい人でも休息や睡眠をしっかりと確保できれば、身体の疲れを癒すことができるでしょう。身体が疲れていると感じたときは適度な休息をとることが大切です。

やる気がでないときに避けるべきこと

やる気がでないときに以下に挙げることをすると状態が悪化する恐れがあるため注意しましょう。

● 暴飲暴食をする
● 睡眠時間を削る
● 自分を責めるそれぞれ詳しく解説します。


暴飲暴食をする

やる気がでないときに食べすぎたり飲みすぎたりしても、状態がよくなることはありません。暴飲暴食によって一時的に満足感を得られたとしても、食生活が乱れて身体の不調を招くかもしれないからです。心身の健康を保つためにも、やる気がでないときこそ栄養バランスのよい規則正しい食生活を心掛けるようにしましょう。

睡眠時間を削る

やる気がでないことで作業に遅れが生じてしまい、遅れた分を取り戻すために睡眠時間を削る人は少なくありません。しかし、睡眠時間を減らしても作業効率は上がらないでしょう。身体の疲れが溜まっている場合、睡眠時間を削ることで身体の疲れを十分に癒やせなくなり心身の不調につながってしまいかねません。やる気がでないと感じたときは、睡眠時間をしっかりとり、栄養バランスのよい食生活を意識して規則正しい生活を送りましょう。

自分を責める

やる気がでない自分を責めると、自信の喪失につながりやすいです。自分を責める行為は自己肯定感を低下させるだけでなく、ネガティブな思考を引き寄せてしまいます。自己肯定感とは、そのままの自分を受け入れる感覚のことです。

「やる気がでないのは自分がたるんでいるからだ」と自分自身を責め続けてしまうと自分に自信が持てなくなります。さらに、ネガティブな思考になることでやる気がでにくい状態を引き起こしてしまいます。やる気がでないときは自分を責めるのではなく、できなかったことを事実として受け入れるようにしましょう。

やる気がでない場合の対処方法

軽い運動や自分へのご褒美などを日常生活に取り入れることで、やる気がでない状況を好転させられる場合があります。やる気がでない場合の具体的な対処方法をいくつか紹介するので参考にしてください。

生活に軽い運動を取り入れてみる

やる気がでないときは、日常生活で適度な運動習慣を取り入れることをおすすめします。身体を動かす習慣を日常生活に取り入れることで血流がよくなり、やる気につながることが期待できるからです。

運動する習慣がない場合は、ランニングや負荷の大きい筋トレなどから始めると身体に疲れが溜まりやすくなるため、散歩や階段の上り下りなど疲労を感じない程度の運動を取り入れましょう。自然が豊かな場所で散歩をするだけでもストレスの緩和につながりやすいです。

自分へのご褒美を用意する

やるべきことがあるのにやる気が起こらない場合は、ご褒美を用意するのも一つの方法です。自分へのご褒美を用意しておくことでモチベーションが高まり、やる気アップにつながる場合があります。

例えば、甘いものが好きな人はご褒美にスイーツを買うといった方法です。やるべきことの難易度の高さに合わせてコンビニスイーツや洋菓子店のスイーツなどのランクを上げることで、やるべきことに目的を与えることができます。好きなレストランで食事をしたり、買い物を楽しんだり、見たかった映画を鑑賞したりすることもおすすめです。

新たな方法を取り入れてみる

日常生活がマンネリ化してやる気がでない場合は、これまでと違うやり方を取り入れてみるとよいでしょう。新しい方法を取り入れることでマンネリ化した日常生活に刺激をプラスできるため、やる気がでない状態から抜け出しやすくなるからです。

例えば、家事がマンネリ化している場合は「どうやったら効率的に家事ができるだろう」という考えを持ち、さまざまな方法を実践してみます。仕事の面であれば、作業時間を計ったりモチベーションが上がる文房具を使用したりすると気分も上がってやる気につながるでしょう。

小さなことから始めてみる

やる気がでないときでも小さなことから始めることでストレスなく続けられるケースがあります。行動に移す前は「難しそう」「つまらなそう」と考えていても、実際にやってみると「考えていたよりも簡単だった」「楽しい」と感じてモチベーションアップにつながるかもしれません。

例えば、休日に出かける予定がなくても自宅の周辺を散歩してみることも一つの方法です。興味が持てるものやお店を発見し、外出の目的が見つかるかもしれません。

見た目の印象を変えてみる

やる気がでないときは自分の見た目の印象を変えることもおすすめです。なりたい理想の自分を具体的にイメージして見た目の印象を近づけることで、気分転換やストレスの解消につながることもあります。

見た目の印象が変わることで、周囲の人から「似合っているね」「すてきだね」とポジティブな声をかけてもらえると自信につながります。新しいヘアスタイルやファッションに挑戦したり、ネイルやメイクの方法を変えてみたりするのもよいでしょう。

誰かとじっくり話してみる

何をしてもやる気がでない場合は、信頼できる人に話を聞いてもらったり相談したりすると気分がすっきりすることがあります。誰かに話を聞いてもらう際は、やる気がでなくて悩んでいる、自分に自信を持てなくて不安を抱いているなど、感じていることを伝えましょう。

じっくり話を聞いてくれる人がいない、親しい人や周囲の人には話しづらい場合は専門家のカウンセリングを活用することをおすすめします。心理学の専門家に相談すれば、やる気がでない原因を一緒に追求でき、対処法や日常生活で改善すべきヒントが見つかるかもしれません。

まとめ

うつが辛い時には十分な休息をとり、心身のエネルギーを回復させることが重要です。

日々の負担を減らして生活習慣を整えるとともに、リラックスして過ごすことがうつの辛さの軽減につながります。うつが辛いとお悩みの方には、テラピのカウンセリングがおすすめです。テラピには認知行動療法の専門家が多数在籍しています。認知行動法によるカウンセリングでは、薬以外で不安に対処する方法や具体的に何をするべきかなどについて相談できます。

対面カウンセリングだけでなく、オンラインカウンセリングにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

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